40代で早期退職した市役所の「元・中の人」がお届けします

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辞めてわかった!17年間勤めた地方公務員のリアルとその後

本当は怖い!?地方公務員のリアル!(仕事編その1)

どうも、元・中の人です。

さて、地方公務員を目指して就職活動している方も、転職を希望している方も、公務員を恨めしく思っている方もいろいろいらっしゃると思いますが、17年間市役所の一般事務職として勤めた元地方公務員のリアルについて、(守秘義務に反しない限りにおいて)お伝えしていきますね。今回は仕事編その1です。

暇な部署と激務の部署の格差がハンパない

公務員、特に地元密着型の市町村役場となると、「いつも公務員は仕事しない」「のんびりやってる」といったようなステレオタイプなイメージがあります。これ、「元・中の人」的には、「50%正解」といったところでしょうか。
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自治体の規模や職員数によってそれなりの違いはありますが、まさに官製ブラック!と呼べるようなブラック部署と、「ここはどこ?私はだれ?仕事はどこ?」的な(通称)パラダイス部署との格差がとても激しいというのは、どこの自治体も共通しているようです。にもかかわらず、たいして給料が変わらないというのも、民間経験者からするととっても不思議に思えるのですがね・・・。

福祉部門は激務がスタンダード

私が勤めていた市役所の二大ブラック部署は、「財政」と「生活保護」でした。「財政に1年いると2年は寿命が縮む」なんて言われた部署に私は5年いましたが、冬の予算編成時期は月160時間という残業を記録したこともあります。今思い返しても、よく死ななかったなぁと思いますね。ただ、市町村によっては財政よりも企画や政策部門のほうが激務だったりすることもあり、結構異なるところがあると思います。生活保護のほうは残念ながら経験がありませんが、生活保護に限らず福祉部門が激務なのはどこの自治体も同じようですね。
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一方のパラダイス部署の経験はあまりないのですが、年間残業時間120時間程度(月平均10時間程度)というゆるーい部署であれば、フツーにあります。また、課税部門のように繁忙期と閑散期の差が激しい部署(年間で均すとそうでもないという部署)もそこそこありますね。

暇な部署が生まれる要因は多々あるようですが、自治体はどのような規模であっても、法律によってある程度やらなくてはならない仕事や部署が決まっているのも一因かもしれませんね。例えば農業委員会とか監査事務局とか、出先の第三セクターとか、外局は結構のんびりしているもんです。

いろんな意味で最前線!

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ひとくくりに地方公務員といっても色々ですが、市町村役場の職員は基本的に最前線です。法律を作り全国に号令を出す国家公務員や、その中継ぎ役となる都道府県庁マンとは異なり、サービスを受ける市民との距離が圧倒的に近いです。

たとえ法律や施策の内容が意味不明であったり、タイミングを逸していたり、国民にとって負担をしいるようなものであっても、ただただ粛々と最前線で手を動かすことが求められます。当然、それに対する文句や苦情は最前線に最も多く届けられますが、それによって最前線の兵隊・・・もとい地方公務員が一人二人倒れようが、はっきり言って都道府県や国は「聞く耳持たず」です。国民から「良くてスルー。憎まれこそすれ、感謝されることはまずない」のが、市町村役場の職員なんですね。