40代で早期退職した市役所の「元・中の人」がお届けします

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辞めてわかった!17年間勤めた地方公務員のリアルとその後

本当は怖い!?地方公務員のリアル(給料編その1)

どうも、元・中の人です。
今回は、給料編その1です。さて、これまで散々地方公務員のネガティブなリアルでディスってきましたが、今回は若干のポジティブ要素が垣間見れる部分かもしれませんよ!乞うご期待!

たいていの中小企業よりは(気持ち)高い!

自治体の規模や財政状況などによっても違いますが、民間経験者からすると年収ベースの給料は、年齢比では多くの中小企業と同じか若干高いくらいかなーという印象でしたね。私の実例では、年収税込み各種手当含むで、1年目で約280万、5年目で約400万、10年目で約500万、15年目で約550万といったところでしたね。これに例えば賃貸住宅に住んでいる人などは住宅手当が加算されたり、係長とか課長補佐とか役付けだったり有資格の専門職だったりすると、若干これよりも上がる感じですね。
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まあ、一部上場企業であったり、保険会社や金融機関などの大手などとは比べ物にならない給料でしたが、それでも多くの中小企業よりは恵まれていたように感じますね。

管理職も平職員も大した差がないのにビックリ!

さて、そんな地方公務員の給料で興味深いのは、「広く浅く全職員の給料が平均的で差が少ない」ということですね。民間では平社員と幹部社員(例えば専務とか常務とか)には3倍~4倍くらいの差があっても別に驚きません。むしろそれだけの責任と部下を抱えてるんだから当然と思います。
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しかし、地方公務員は平職員と幹部職員の差はそんなにないんですね。私の勤めていたところでは、50歳代の平職員(そんなのがゴロゴロいる!)でも年収650万円を超える一方で、同年代の課長級で750万円くらい、次長・部長・局長級でも800万円行くか行かないかで頭打ちです。部長・局長級になれば、部下の数も数百人になり、責任も重くなりますが、あまり職責に見合っている金額とは思えませんでしたね。

むしろ平職員が民間に比べて高すぎるという印象が強く、結果として「出世を望まないので、そこそこの高給でOKです」的な、モチベーションの低い職員が多くなる要因にもなっている気がしましたね。

優秀な職員もダメな職員も大した差がないのにビックリ!

もう一つの視点として、優秀な職員とダメな職員の給料差という比較対象があります。これも民間ではとても理解しづらいのですが、例えば大きな懸念となっていた重大プロジェクトを大成功に収めた職員に対して、臨時ボーナスや一時金といった制度は一切ありません。

民間ではもはや当たり前となっている能力評価制度についても、平成26年に法律制定されてようやく義務化されたところで、まだまだザルです。そもそも、民間のような具体的な成果指標の設定が難しい抽象的な仕事が多い市町村役場の人事評価なんて、ほとんど機能しておらず、「とりあえずやってます」的な儀式みたいなものだったですから。

私の勤めたところは比較的早くから人事評価制度を採用して、給料への反映をおこなっていましたが、ほぼ全員が評価B(普通)でしたからね。試しに自己評価でS(優秀)なんてつけた日には、人事部局から「基本的にSがつくことはあり得ません」なんてお叱りの言葉を受けてしまったりして、つくづく意味のない制度でしたねぇー(白目)
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また、能力評価が給料へ反映されているといっても、同年・同役職のS(優秀)の人とC(不良)の人との差なんて、消費税にも満たない差でしかありませんでしたから、優秀な職員もダメな職員も大した差が出ないんですね。これもモチベーションの低い職員が多くなる要因でしょうね。