40代で早期退職した市役所の「元・中の人」がお届けします

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辞めてわかった!17年間勤めた地方公務員のリアルとその後

本当は怖い!?役場の庁舎事情

どうも、元・中の人です。
今回は、自治体によってかなりの格差のある庁舎について取り上げてみたいと思います。


カオス状態の庁舎が結構多いゾ!

役所の庁舎ときくと、多くの方は東京都庁みたいな「ドドーン!」とりっぱな庁舎を想像するのではないでしょうかね。まあ、田舎であっても「おらの町で、一番立派な建物は役場だど」みたいなところもありますが、都市部になればなるほど、規模が大きな自治体になればなるほど、庁舎の大きさも比例するということで基本的に間違いありません。

ただ、都市部の自治体になると、なかなか土地の取得が難しかったりして、貸しビルの一角に支所が入っていたり、土地も建物もリースで借りている!なんてところもあったりします。
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また、「土地はあるけど金はない」みたいな、地方の弱小市町村になると、増築に次ぐ増築で、訳が分からなくなっているような庁舎も結構ありましたね。敷地内に「本庁舎」「新庁舎」「第1分庁舎」「第2分庁舎」「東庁舎」「福祉事務所」「教育委員会庁舎」と、建築時期がそれぞれ異なる2~3階建てくらいの小規模な庁舎が乱立していて、それぞれ渡り廊下みたいなので無理矢理つながってたりして・・・。

しかも変な高低差のある土地に無理矢理建ててるものだから、新庁舎の3階と東庁舎の2階がなぜか同じフロアーでつながっていたり、第1分庁舎の1階と3階からは第2庁舎に行けるのに2階からはなぜか行き止まりとか、もうカオス状態だったりします。基本的にその都度小手先対応で増築してったんでしょうけど、なんか、お役所の先見性・計画性のなさが見て取れるような残念っぷりでしたね。

とにかく古い!そして暗い!

建て替えなどによって、大きく、新しく、快適な庁舎を持つ一部の市町村を除けば、基本的に役場庁舎は、「古い、暗い」がスタンダードです。私が勤めてたところも、例にもれず築40年を超えるオンボロ庁舎でした。
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雨漏り、隙間風、冷暖房の効きが悪い、照明が暗いと、オンボロの基本は押さえてましたね。事務机なんてサビだらけでカギもない、ロッカーもない、トイレは汚い、窓口のカウンター机は年代物の傷だらけの木製ですよ!椅子もこれまた年代物の座面のクッションなんてほとんどない代物で、多くの人が自腹で自前の椅子を持ち込んでいました。まぁ、はっきり言って、オフィスと呼ぶのもはばかられるような感じでしたね。

簡単に建て替えられない理由がある

そんなに古いなら、なぜ建て替えないの?って思いますよね。でもそれには結構根深い以下のような理由があって、簡単に建て替えられないんです。だから前述したような小手先増築でカオス状態になってしまうんですよね。
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  1. 役所運営を続けながらになるので、同一敷地内での全面改築が難しい
  2. 別の場所に移転改築する場合は、住民が反対するケースが多い
  3. 役所を新しい建物にすると、住民感情的に風当りが強い
  4. 数年前に小手先増築しちゃった(あるいは耐震補強しちゃった)んで、もったいないバイアスが働いてしまう
  5. そもそも金がない

ま、そんなんですから、ドラマに出てくるような、個人ひとりひとりが半プライベートブースみたいになってるような、流線形なおしゃれオフィスとか、最近はやりのフリーアドレス制オフィスなんて、間違っても役所の庁舎に求めてはいけません。